こんにちは。中瀬一菜です。
うつ病について気づいたことをお話します。
今日もつらつらと書き留めておきます。
もともと、わたしはずっと誰かに認めてほしい欲が強かった。
親や、先生、友達。はてはネット世界の名も知らない誰か。
絵をかいたり、物語をかくことが得意だったので、
作品を作っては人に見せ、いいね!といわれるのをずっと好んできました。
絵や物語は好きですが、究極的に好きではないのでしょう。
それらはわたしのなかで、他人に認めてもらうためのツールでしかなかった。
pixivでそこそこのブックマーク数を貰っては、ほっこりしてましたね…
今は病気になって、お休みしていますが、
家族の前では病気になる前とまったく同じようにふるまえます。
でも、確実にわたしの中には病気があって、
そのせいで作品を作ることはできなくなりました。創作する気になれないのです。
承認欲求の塊だったわたし。誰かに認めてもらえないと自分を形作れないはずです。
はず、というのは、ついさっきまで、その自覚すらなかったからです。
わたしは、自分を大切にできない謎の自己犠牲感を持っているため、
実は自分のことがよく分かっていないのです。
自分の事なのに、自分が一番分かっていないのです。
こんな状況におかれている私は、思った以上にダメージを受けているらしく、
創作できない上に、病気という否定的なイメージを抱えてしまったことで、
ほんとうに自分の価値を無いものだと思っているようです。
ミジンコです。わたしは息をする価値もない。地球よ、ごめんね。
心の奥底では、きっとそう思っている。
初めて家族(と仲のいい友人数人)以外に、病気のことを話しました。
すこし事故のような、意思疎通がうまくいかなくて、
私が先走っていってしまったのですが…
もうこの人とは二度と話すことはないだろう、だってわたしはメンヘラだから。
ふっと心の中にそうよぎりました。(ここで上記のように自覚しました)
しかし、なんと奇特なことに、人には事情はいろいろあると、
普通に接してくれたのです。(真意は分かりませんが)
気づいたら泣いていました。
承認欲求にまみれたわたし。なにも作れない。そんなわたしを拒否しなかった。
ただそれだけのことが、とても嬉しかった。
脚本家の勉強を始めたての頃、
人物の特徴はリトマス紙で測れ、と言われました。
ある出来事を人物にぶつけてみて、どう反応するかをもって、その人物を描けと。
まさしくその通りでした。わたしはリトマス紙でした。
きっと薄い青色に反応したことでしょう。
この病気、思った以上に根が深いし、治療は大変ですね。
薬でよくなるわけがない、よく分かりました。
きっと、これは自分が変わるチャンス…ということにしたいところです。