こんにちは。中瀬一菜です。
今日は、図書館通いについてお話したいと思います。
1 え? もう休養終わりですか?
「うつ病日記」のカテゴリーの中で、わたしの病気の色々なことについてお話していましたが、生活記録表をつけるようになったとお話しておりました。
とりあえず赤裸々に付けてみたところ…やはり根っからの優等生。きちっと毎日つけることができていた上に、職場のカウンセラーから「外出しましょう」と言われたことまできちっと守って普段よりも外出の回数が多かったです。
ですが。これはいいんですけど、正直ちょっと内心は微妙でした。
職場や仕事のことを一日も考えることなく心穏やかに休めるようになったのは、昨年の11~12月のこと。それまでの数か月は休んだ気にもならない日々でした。ようやくゆっくりでき始めたころに…休養ではなく復帰に向けて動き始める…ちょっと微妙です。
そんなに急かすの!?というのが正直なところです。
生活記録表のことは、職場のカウンセラーにだけ言われたことなので、念のため主治医にも確認したところ、そろそろ良いでしょうね、とこちらも太鼓判で…
ますます、こんなに急かすの!?です。
でもでも。急かすの!?と思う反面、わたしの病気は着実に治っていて、今まで通りの生活に戻れる!という喜びもありました。
なにもしないで1日過ごすことで労働欲は確実にたまっていますし、両親の理解は得て休養していましたがちょっと視線が痛いし(納得していても、病気のことは本人しか分からないんでしょうね…)、婚活のこともあります。
もちろん、復帰…と真剣に考えだすと、あれもこれも不安だし、ちゃんと働ける気がしないのですが、それはそれとして…
ということで、わたしの休養は終了し、復帰に向けて動くことになりました。
2 復帰したいなら図書館に通え!
復帰に向けてまずなにをするか…そのために生活記録表を書いているのですが、その主な目的は「復帰後のことを見据えて体力をつける」です。
休養中は、ひたすら寝る。とにかく休む。安静に。無理はしない。と、冬眠中のくまかというような生活ぶりでしたが、復帰を目指す今はちょっと違います。
休養中はゆっくりするのでOK、むしろそれが正解なのですが、復帰となると毎朝通勤して、8時間仕事をしてパソコンを操作して、寝て起きたら1日の疲れが取れていて、それを連続5日続ける必要がありますよね。
それだけのことをこなすには、体力が必要不可欠。それと、外へ出ることへの抵抗感をなくしていくことも、必要でしょう。
ということで、わたしに課されたファーストミッションは、「週2回の図書館通い」です。
これは、カウンセラーさんも、主治医も、口をそろえて図書館だと場所を指定しています。
やっぱり、公共施設だし、お金がかからないし、数時間滞在しても変にみられないし、滞在中時間を潰せるものがたくさんあるし、ただ時間を潰すだけじゃなく教養を身に着けることもできますし…確かにメリットは大きいですよね。
特に主治医は、「ちゃんと図書館に通えるようになった人は、仕事に復帰してもきちんと続けられている」と言っていました。図書館を疑似職場とみなして、通勤の練習にもできるのでのでしょう。
- 朝早くから空いている。始業時間に近い。
- 静かな広い空間。
- たくさんの人がいる。出入りしている。
- 人それぞれしていること(読んでいるもの)が違う。
- 働いている人(図書館のスタッフ)がいる。
疑似職場と思ったポイントは以上のようなものでしょうか。なるほど、文字に起こしてみると、ますます納得です。
今は週に2回ですが、徐々に回数を増やして、毎日朝の時間帯数時間滞在できるようになったら、復帰は目前なのでしょう。
これもまた道のりは長いですが、一歩ずつ取り組めばどうにかなるだろうと大きく構えているところです。
3 休養を無理に辞める必要はない
わたしは、職場のカウンセラーと主治医の意見、自分の気持ちの両者が揃ったので、図書館通いを決めましたが、決めるまでにはかなり確認をされました。
特に、カウンセラーさんからは、何度も何度も確認されました。
「本当に図書館通いを始めていいの? 無理してない?」と…
生活記録表を渡された直後は、無理でしょ…と思っていましたが、どうやらわたしは周りに背中を押してもらえると踏ん切りがつくタイプのようです。ちゃんと自分と向き合って、無理はしていないと言いきれたので、図書館通いを始めることを決意し、カウンセラーさんと主治医の両方から承諾してもらえました。
たぶん、ここの段階で、ちょっとでも無理…と思ってしまうようなら、それはまだ休養すべきなのだと思います。
わたしは初診から1年足らずでここまで来ていますが、それは単に治りが早いだけであって、人それぞれのペースがあるかと思います。自分と向き合って、他人と比べて平均は…などと考えずにマイペースに始めるべきです。
わたしは、さらにちょっと事情が特殊で、ネット婚活の件も絡んでいます。
ずーっと連絡を取り合っているのですが、それ以上の進展はなく、ちょっとなぁ…と思うこともあり、そのほか事情もいろいろあり、病気を治すことに本腰を入れたというところもあります。自暴自棄状態から脱した、というわけです。
4 ハウツー図書館通い
図書館…行ったことがある人とない人に大きく分かれそうな場所ですよね。
わたしは、高校~大学生時代に入り浸って勉強していましたので、特に苦ではありません。どういうモノをもっていけば快適に過ごせるのか、というのもある程度分かっていて、自分ルールができあがっています。
ですが、これは復帰に向けた図書館通い。勉強しにに行くのではありません。
カウンセラーさんからは、「図書館に通うことで、翌日疲れて動けないのでは駄目だ」と言われています。
わたしの場合は、無理をしようと思えば体を壊すところまで無理をしてしまう傾向があるので、自分の体力を自分でコントロールできるようにする訓練でもあるのです。
なので、「まだまだ行けそうだけど、明日のことを考えるとそろそろやめとこう」を判断できるようになりつつ、ちょっとずつ体力も付けつつ、がわたしの図書館通いの目標です。
図書館でできること…最近の図書館は力が入っていますので、結構暇をしないだけのコンテンツが揃ってますよね。
最新のファッション雑誌が揃っていたり、ライトノベル小説があったり、ベストセラー小説があったり…
わたしはまだバリバリと活字を読むのはちょっと辛いところがあるので、まずは雑誌や子供向けの小説や絵本を読んで過ごそうかなと考えています。難しくない内容のものを流す感じです。絶対に分厚いハードカバーの小説には手を出さない所存です。
とにもかくにも。ワンステップ進んだ感がありますが、それに驕らず一歩一歩着実に進みたいですね。
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書いた人 中瀬一菜(なかせ・ひいな)
うつ病が原因で退職した元公務員。未婚・アラサー・障害者。
うつ病があっても自立した生活を送るために日々奮闘中。
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