こんにちは。中瀬一菜です。
今日は生活記録表についてお話したいと思います。
1 生活記録表ってなんぞ
公務員というのは、こういう場面でもキチキチとしておりまして、
復帰までの取組やスケジュールがマニュアル化されています。
その中の一環として、わたしは現在専門家によるカウンセリングを受けています。
このカウンセリング、病気休暇から病気休職へと切り替わったタイミングで始まり、たいたい1か月に1回程度、病状等について庁舎でお話をするようになっています。
最初のころは、最近はどんなお加減ですか? 一日三食食べられてますか? 程度の会話だったのですが、最近はちょっと変わってきました。
やはり治りが早いこともあって、具体的な復帰へ…と話の端々にちらつくようになってきたのです。
そこで、手渡されたのが生活記録表です。
一日なにをして過ごしていたのか、睡眠時間は何時間か、食事・薬はいつ摂取したか、外出は何時間したか等を詳しく書き込んでいくものになっています。
わたしが記録しているものは、時間単位で、その日の気分も書くようになっています。
2 これのなにが良いの?
カウンセラーさんいわく、復帰後も順調に仕事ができる方というのは、
- 毎日、仕事に言っていたころと同じ時間に起床する。
- 毎日、朝のうちに決まった時間に外出し、外で決まった時間滞在できる。
- 毎日、外で運動できる。
- 毎日の行動時間が決まっていて、生活記録表の中で同じ行動が縦に帯状に並んでいる。
…らしいのです。要は、休んでしまう前の日常を送れるような体力と気力が、継続していることが復帰の目安になる、ということです。
なので、生活記録表は自分の生活を客観視できるため、とても便利なツールなのです。
3 さっそく付けてみよう、生活記録表!
生活記録表は紙で渡されました。
わたくし、紙にコツコツ記録していく感じが苦手でして…デジタルな感じだとまだ出来るのですが…書き始める前からちょっとヤバい雰囲気が漂っていました。
でも、次のカウンセリングで提出するように言われたし、書き忘れてはいけない…
ということで、カレンダーの上に思い切ってマスキングテープで記録表を張り付け、ペンをカレンダーに差し込み、いつでもササっと書き込めるようにしてみました。
カレンダーなんてあっても、予定は通院くらいで他に何もないですからね!
一週間ほど記録できたのですが、わたしの場合、睡眠時間と起床時間はほぼ帯状に並ぶことができていました。
ただ、外出は一日おきだったり、短かったりしていて、まだまだ復帰は遠そうです。
まだ復帰しましょう!そうしましょう!といった感じではなく、ひとまずお試しで書いてみましょう、とのことですので、こんなもんかな~と暢気に思っています。
4 試練は、外出
外出…本当に億劫です。
病気になる前から人込みは嫌いでしたし、一人が大好きで引きこもり体質なのですが、今はもう一切受け付けない感じです。週末に外出なんて無理です。
好きなのは映画館ですが…お金かかりますし、ミスってしまえば激込みですし…
カウンセラーさん・主治医いわく、外出の練習には図書館がいいよとのことです。
これもまた、朝の決まった時間(通勤を想定して)に図書館に行って、決まった時間を過ごすと良い、らしいです。
確かに、図書館なら、激込みはないでしょうし、なにより静かでしょうし、引きこもり体質でも耐えられそうです。それにお金がかからないのも良いですね。
いままでは、必死に治すことを考えていましたが、そろそろ復帰のことも考え始めなければいけない時期のようです。
ひとつ終わればまたひとつ…心配事は尽きません。
ちょっとずつ、でも確実に一歩ずつ、綺麗ごとや甘えはほどほどに、でも自分を一番大切に、ふんばっていきたいところです。
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書いた人 中瀬一菜(なかせ・ひいな)
うつ病が原因で退職した元公務員。未婚・アラサー・障害者。
うつ病があっても自立した生活を送るために日々奮闘中。
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